最終更新:1999/11/26

決まり字一覧


最初の音は、
「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ・う・つ・し・も・ゆ・い・ち・ひ・き・は・や・よ・か・み・こ・た・わ・お・な・あ」
の27種類だけです。
これを、同じ音で始まる歌が少ない音から順に並べたのが下の表です。 赤い文字が決まり字です。


一枚:む・す・め・ふ・さ・ほ・せ

らさめのつゆもまだひぬまきのはに きりたちのぼるあきのゆふぐれ
みのえのきしによるなみよるさへや ゆめのかよひぢひとめよくらむ
ぐりあひてみしやそれともわかぬまに くもがくれにしよはのつきかな
くからにあきのくさきのしをるれば むべやまかぜをあらしといふらむ
びしさにやどをたちいでてながむれば いづこもおなじあきのゆふぐれ
ととぎすなきつるかたをながむれば ただありあけのつきぞのこれる
をはやみいはにせかるるたきがはの われてもすゑにあはむとぞおもふ

二枚:う・つ・し・も・ゆ

うらみわびほさぬそでだにあるものを こひにくちなむなこそをしけれ
うかりけるひとをはうせのやまおろし はげしかれとはいのらぬものを
つくばねのみねよりおつるみなのがは こひぞつもりてふちとなりぬる
つきみればちぢにものこそかなしけれ わがみひとつのあきにはあらねど
しらつゆにかぜにふきしくあきののは つらぬきとめぬたまぞちりける
しのぶれどいろにいでにけりわがこひは ものやおもふとひとのとふまで
もろともにあはれとおもへやまざくら はなよりほかにしるひともなし
ももしきやふるきのきばのしのぶにも なほあまりあるむかしなりけり
ゆらのとをわたるふなびとかぢをたえ ゆくへもしらぬこひのみちかな
ゆふさればかどたのいなばおとづれて あしのまろやにあきかぜぞふく

3枚:い・ち・ひ・き

いにしへのならのみやこのやへざくら けふここのへににほひぬるかな
いまこむといひしばかりにながつきの ありあけのつきをまちいでつるかな
いまはただおもひたえなむとばかりを ひとづてならでいふよしもがな
ちはやぶるかみよもきかずたつたがは からくれなゐにみずくくるとは
ちぎりきなかたみにそでをしぼりつつ すゑのまつやまなみこさじとは
ちぎりおきしさせもがつゆをいのちにて あはれことしのあきのいぬめり
ひさかたのひかりのどけきはるのひに しづこころなくはなのちるらむ
ひとはいさこころもしらずふるさとは はなぞむかしのかににほひける
ひともをしひともうらめしあぢきなく よをおもふゆゑにものおもふみは
きりぎりすなくやしもよのさむしろに ころもかたしきひとりかもねむ
きみがためはるのににいでてわかなつむ わがころもでにゆきはふりつつ
きみがためをしからざりしいのちさへ ながくもがなとおもひけるかな

4枚:は・や・よ・か

はるすぎてなつきにけらししろたへの ころもほすてふあまのかぐやま
はるのよのゆめばかりなるたまくらに かひなくたたむなこそをしけれ
はなのいろはうつりにけりないたづらに わがみよにふるながめせしまに
はなさそふあらしのにはのゆきならで ふりゆくものはわがみなりけり
やへむぐらしげれるやどのさびしきに ひとこそみえねあきはきにけり
やすらはでねなましものをさよふけて かたぶくまでのつきをみしかな
やまざとはふゆぞさびしさまさりける ひとめもくさもかれぬとおもへば
やまがはにかぜのかけたるしがらみは ながれもあへぬもみぢなりけり
よをこめてとりのそらねははかるとも よにあふさかのせきはゆるさじ
よもすがらものおもふころはあけやらで ねやのひまさへつれなかりけり
よのなかよみちこそなけれおもひいる やまのおくにもしかぞなくなる
よのなかはつねにもがもななぎさこぐ あまのをぶねのつなでかなしも
かささぎのわたせるはしにおくしもの しろきをみればよぞふけにける
かくとだにえやはいぶきのさしもぐさ さしもしらじなもゆるおもひを
かぜをいたみいはうつなみのおのれのみ くだけてものをおもふころかな
かぜそよぐならのおがはのゆふぐれに みそぎぞなつのしるしなりける

5枚:み

みちのくのしのぶもぢずりたれゆゑに みだれそめにしわれならなくに
みせばやなをじまのあまのそでだにも ぬれにぞぬれしいろはかはらず
みよしののやまのあきかぜさよふけて ふるさとさむくころもうつなり
みかきもりゑじのたくひのよるはもえて ひるはきえつつものをこそおもへ
みかのはらわきてながるるいづみがは いつみきとてかこひしかるらむ

6枚:こ・た

これやこのゆくもかへるもわかれては しるもしらぬもあふさかのせき
こひすてふわがなはまだきたちにけり ひとしれずこそおもひそめしか
このたびはぬさもとりあへずたむけやま もみぢのにしきかみのまにまに
こぬひとをまつほのうらのゆふなぎに やくやおしほのみもこがれつつ
こころあてにおらばやおらむはつしもの おきまどはせるしらぎくのはな
こころにもあらでうきよにながらへば こひしかるべきよはのつきかな
たかさごのをのへのさくらさきにけり とやまのかすみたたずもあらなむ
たちわかれいなばのやまのみねにおふる まつとしきかばいまかへりこむ
たごのうらにうちいでてみればしろたへの ふじのたかねにゆきはふりつつ
たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする
たきのおとはたえてひさしくなりぬれど なこそながれてなほきこえけれ
たれをかもしるひとにせむたかさごの まつもむかしのともならなくに

7枚:わ・お

わびぬればいまはたおなじなにはなる みをつくしてもあはむとぞおもふ
わがいほはみやこのたつみしかぞすむ よをうぢやまとひとはいふなり
わがそではしほひにみえぬおきのいしの ひとこそしらねかわくまもなし
わすらるるみをばおもはずちかひてし ひとのいのちのをしくもあるかな
わすれじのゆくすゑまではかたければ けふをかぎりのいのちともがな
わたのはらやそしまかけてこぎいでぬと ひとにはつげよあまのつりぶね
わたのはらこぎいでてみればひさかたの くもゐにまがふおきつしらなみ
おとにきくたかしのはまのあだなみは かけじやそでのぬれもこそすれ
おもひわびさてもいのちはあるものを うきにたへぬはなみだなりけり
おくやまにもみじふみわけなくしかの こゑきくときぞあきはかなしき
をぐらやまみねのもみぢばこころあらば いまひとたびのみゆきまたなむ
おおえやまいくののみちのとほければ まだふみもみずあまのはしだて
あふことのたえてしなくばなかなかに ひとをもみをもうらみざらまし
おほけなくうきよのたみにおほふかな わがたつそまにすみぞめのそで

8枚:な

なつのよはまだよひながらあけぬるを くものいづこにつきやどるらむ
ながからむこころもしらずくろかみの みだれてけさはものをこそおもへ
ながらへばまたこのごろやしのばれむ うしとみしよぞいまはこひしき
なげきつつひとりぬるよのあくるまは いかにひさしきものとかはしる
なげけとてつきやはものをおもはする かこちがほなるわがなみだかな
なにしおはばあふさかやまのさねかづら ひとにしられでくるよしもがな
なにはがたみじかきあしのふしのまも あはでこのよをすぐしてよとや
なにはえのあしのかりねのひとよゆゑ みをつくしてやこひわたるべき

16枚:あ(は・ら・き・ま・り・さ・し・ひ・け)

あはれともいふべきひとはおもほえで みのいたづらになりぬべきかな
あはぢしまかよふちどりのなくこゑに いくよねざめぬすまのせきもり
あらざらむこのよのほかのおもひでに いまひとたびのあふこともがな
あらしふくみむろのやまのもみぢばは たつたのかはのにしきなりけり
あきのたのかりほのいほのとまをあらみ わがころもではつゆにぬれつつ
あきかぜにたなびくくものたえまより もれいづるつきのかげのさやけさ
あまのはらふりさけみればかすがなる みかさのやまにいでしつきかも
あまつかぜくものかよひぢふきとぢよ をとめのすがたしばしとどめむ
ありあけのつれなくみえしわかれより あかつきばかりうきものはなし
ありまやまゐなのささはらかぜふけば いでそよひとをわすれやはする
あさぢふのをののしのはらしのぶれど あまりてなどかひとのこひしき
あさぼらけありあけのつきとみるまでに よしののさとにふれるしらゆき
あさぼらけうじのかはぎりたえだえに あらわれわたるせぜのあじろぎ
あしびきのやまどりのおのしだりおの ながながしよをひとりかもねむ
あひみてののちのこころにくらぶれば むかしはものをおもはざりけり
あけぬればくるるものとはしりながら なほうらめしきあさぼらけかな

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